えがちゃん系問題の黒幕

炎上ツイート・ダダ漏れ事件まとめ
http://d.hatena.ne.jp/hagex/20110306#p1

みんな木を見て森を見ない活動をしているなあ。
そんな中でこのエントリーは林くらいはみていると思う。

「くだけた感じの池上彰」様が指摘しなかったホットココアのアキレス腱
http://anond.hatelabo.jp/20110306224346

このエントリーとかは実情とか知らないんだろうけど、良いところまで見えてる。

悪の元凶はメガネ王でもえがちゃんでもなく「支援者」だ
http://anond.hatelabo.jp/20110306173818


さて、ネタバレになるんだけど、えがちゃん関係で暗躍してる人は元々2ちゃん系で成り上がった人たちなんだわ。
話はさかのぼってだいたい2001年くらいの話。
当時の2ちゃんねる運営陣には、AとBの2つの派閥が存在した。
別に明確な派閥争いをしていたわけではないんだけど、当時の空気的な話ね。
こっから先の話題は保身の為にあえて色々ぼかすけど、気になる人は自分で調べてね。


Aは2ちゃんの立ち上げからやってたクリエイターがらみの派閥。
技術者とかギークだけどちょっとサブカルちっくな人たちの集まりだった。
仲間内でもっと面白いことしようって感じの考えを持っていたように思う。


Bはには98とかMEとかの第二次インターネットブームの時に参加した人たちが多い。
技術的はあまりないけど、一般人に近い感じだった。
彼らは、サブカルチャーだった2chをメインカルチャーにして、大きく広めようって感じの考えを持ってたように思う。
その過程で、古株として大きい顔をしたいみたいな、まあひと山当ててやろう的な人たちの派閥。


一時期、Bの派閥がかなりひろゆきと親密な関係を築いてて、そのせいで最初期のかなり腕の立つ連中がかなり抜けちゃったのね。
でも、抜けちゃった連中が居なかったら今頃、2ちゃんねるトラフィック問題で潰れて存在しなかっただろうな。
だけど、結局ひろゆきも、Bの派閥と距離置くようになって、その頃にはBの派閥は2ちゃん経由で業界にかなり浸食してた。
だから2ちゃんは結局踏み台になったんだわ。


この炎上マーケティングのビジネスモデル自体も、実は2ちゃんから生まれたモノ。
当時は冗談で語られてたプロ固定のシステムを、A側の人が冗談半分で設定作ったんだけど、それをBの人がパクったの。
http://resistance333.web.fc2.com/newpage7.htm
このサイトでは陰謀論的に書いてて、実際は部外者がまとめたモノだから間違ってるところも多いんだけど、読んでみると炎上マーケティングとの類似性がかなり見受けられると思う。
実際、そこに金銭のやり取りって言うのは存在しなかったけど、PV生成力があってそれなりに実生活ではそれなりに常識のあるコテハンの人は、規模の大きなオフ会とかで参加費が無料になったり、2ちゃん絡みの仕事を振ってもらえたり、そういうのは存在した。
たとえば2周年OFFのときは新宿CODEの貸し切り〜旅館の貸し切りまでかなりの金額がかかったので参加費も2万円くらいだったけど、上記のような人は無料参加だった。
PV生成力はあるけど、道を踏み外しちゃった高校生とかには運営が知り合いの会社を紹介してあげたりさ。


で、えがちゃん系の話だけど、炎上マーケティングをしかけてるのは実はBに所属していた人たちなんだ。
たとえば、えがちゃん関係の記事で非モテタイムズと協調動作してる中小メディアを探っていくと、当時のB系に所属していた人たちがごろごろ出てくる。
彼らはぶっちゃけ凄いビジネスモデルとか、技術とか持ってなくて、野心に満ちた大衆ってところがポイント。
だから、良心とかネットの未来とかイノベーションとかそういうビジョンは持ってない。
口では言ってるよ!でも実際の行動を見てみんなはどう思う?
ブラック企業の社長も『社会貢献』って良く言うよね!
彼らは、いかに現在存在するインフラに寄生して、自己実現欲求、だいたいは金持ちになりたいとか有名になりたいとかそういう低俗な奴を満たすことだけを追求してる。


ちなみに今回、みんなが騒いでえがちゃんを潰したとするじゃない。
でも、新たにえがちゃんが持ってこられて同じことを彼らはやるんだよ。
えがちゃんは御輿にすぎないんですよ。
だから、炎上マーケティング関係でえがちゃんをたたいても、彼らはトカゲのしっぽ切りで次の燃料を探してきちゃ投下するだけなのだ。
炎上マーケティング自体は、揉め事や他人の不幸が大好物な人たち=下劣な人間がネットを徘徊してる限り終わらない。
水は低い方に低い方に流れるのと同じことなのだ。
手を変え品を変え、彼らは自分たちよりもさらに愚かな人たちを搾取する。
スラム街の親玉は世間一般に比べたら全然貧乏な生活してるけど、スラム街にいたら偉そうな顔するのと一緒。

緩急話題で、ネットの弱者搾取ビジネスに関してだけど
たとえば、グルーポンが持ち出しでマックカードに1億近く使ったけど、あれは高々1枚のマックカードに群がる愚か者の個人情報に400円以上の価値があるからなんだよね。
多分、あのカードを購入した100人に1人くらいは架空請求にお金払っちゃうくらい頭が悪いし、10人中3〜4人は出会い系に後ろ暗い過去がある。
あとかなりの人数が自称情報強者だけど、実際、本当に有益な情報を全く知らないから、しがない庶民に甘んじてる。
こういう人は一般人に比べると、カモになる確率が高いんですよ。
スポットマーケティングとしてかなり有効なの。
企業が個人情報を売買するのは違法じゃないしね。

彼らの存在は、実際は良心も才能もなく、嫉妬に燃えあがる下劣な人間がネットの大多数を占める時代になったという証左でしかない。
これを止めたいと思ってる君、まずは自分がネットで情報配信することを辞めることだね。
この問題に関して、言及している君たちも、彼らにとってはマーケティングの燃料なのだから。
きっといわゆるインターネットが情報流通の核である時代はもうすぐ終わるんだろう。
インターネットが以前、自由に情報の流通を行えたのは、それなりの品格と知性を備えた人たちが多数派だったからであって、ただ欲求のみを持っており、自分には権利だけあると考え、義務を持っているなどとは考えもしない人たちに飲み込まれた今となってはそんな自由は許されなくなるだろう。
僕はもう、あきらめたから便乗するよ!
みんな他の僕の記事も読んでね!
(◕‿‿◕)<僕に便乗して、アルファブロガー(笑)になってほしいんだ。


昔のアングラだって、今のはてなtwitterに比べたらモラルがあったと思う。
彼らは自分たちが日蔭者って自覚を持って行動してたからね。


追記
津田さんとかがこの深いところの話題に触れない、触れられないのは、当時を知らないからなんだよね。
今、ネットでワーワーキャーキャー言ってる人達はみんな、この時代にネットの中枢にいなかったのさ。
そして、この時代に中枢に行けたひとは、こういうバカげた話題を飯のタネにしないでもっと別のことをしてる。
まあ、簡単に言うとみんな大人になったってことなんだけどね。
でも、当時の中枢にいたギークとかが実はニコニコ動画の配信サービス構築してたり、Googleのインフラやってたりするんだな。
大人になったのに、そういう社会に有益な活動に身を奉げられなかった、中途半端な人たちが炎上マーケティングで成り上がってルサンチマンを解消しようとしているんだ。
醜い人間社会の縮図が垣間見えるね。