我々が今、未来へのアイデアを出し合うべき

被災地の東北地方はインフラや経済がズタズタになった。
原発が破壊された東京でも電力制限が行われ、多くの企業では空調がすべて切られている。
都内のIT系企業では空調が切られたせいでPCなどの排熱が建物内に籠り、冬なのに半そでで仕事をする社員の姿が多々見受けられる。
日本の4分の1がズタズタだ。
放射能健康被害が怖い。
そんなのはわかりきってる。
誰でも言えることだ。
今、雨風を避けるための家屋があって、風呂に入れて、温かい食事を得ることができる我々はもっと他のことに目を向けるべきではないだろうか?
東北の経済がズタズタになってハイテク部品を製造する工場なども更地になってしまった。
ただ復興しただけでは、このダメージは回復できない。
仙豆を食べた悟空や、第2クール終わりくらいのヒーローロボットのように今までより日本を活性化するアイデアをだす必要があるのではないだろうか?


たとえば、東北が復興するその暁には、地域全部をスマートグリッドで敷き詰め、新しくつかわれる照明はすべてLED化して、地元の主要交通網となるコミューターにはエレカーを導入し、市内の至る所に電気自動車用の充電設備を設けてはどうだろう?
震災でボロボロになった地方都市をハイテク都市のモデルケースとして復興させ、都心に集中しがちなハイテク企業が挙って移住してくるような環境を作るためにどうすればよいか考えてはどうだろう?
blogやSNSなどのCGMを通じてそういうアイデアを出し合い、決定を下せる立場の人間の目に留まる機会を被災していない我々が今から出す必要があるのではないだろうか?
私はほとんど東北には行ったことが無い。だから地元がどういう産業に向いているかはわからない。
しかし、インターネットの集合知を通じて、アイデアを出し合い、東北地方の出身者たちがそれに修正を加えることはできるはずだ。


他にも、こうしたハイテク都市が低コストで作れるように、今のうちから我々はLED電球などに買い替えて量産効果をあげておく必要があるのではないだろうか?
作業環境を移しても経済活動を続けられるように、ハイテク企業はVPNなどを用いたテレワークを今から試験的に導入して、いつでも東北に拠点を移動できるように活動してはどうだろう?
復興には日本企業が色々な技術を提供するだろうから、その時の為の体力が蓄えられるように、なるべく家電や自動車も国産品を購入すべきではないだろうか?
安易に募金活動をするだけではなく、我々がよく考えて経済を回せばそれがきっと日本の活力になるはずだ。



東北の復興が始まってから考えるのではなく、復興が始まったときに速やかに行動に移せるように知識を蓄積しておく必要があるのではないだろうか?
テレビに噛り付いて放射線の強弱に一喜一憂するのは建設的だろうか?
原発の被害を食い止めることは我々には出来ないのだ。
我々が何を考えても無駄なのだ。
今我々に出来る生産的な活動をすべきなのではないだろうか?
ユーモアを忘れず、しかめっ面を笑顔に変えて、10年後の東北、日本が世界の注目を集められるようなアイデアを出し合う必要があるのではないだろうか?